スイフトスポーツのオイル交換をしたいけれど、推奨エンジンオイルがわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、スイフトスポーツに適切なエンジンオイルの選び方を解説します。併せて、オイル交換の方法も紹介します。
スイフトスポーツに適切なエンジンオイルを選べるようになりたい方は必見です。
目次
スイフトスポーツの推奨エンジンオイル
まずは、スイフトスポーツの推奨エンジンオイルについて型式ごとに表で解説します。
型式 | 純正粘度 | HSK推奨エンジンオイル | API規格品粘度 | |
標準粘度 | ハイグレード | |||
ZC33S(ターボ) | 5W-30 | – | ゼロ0W-30 AK158(4L) | 5W-30SP AK145(4L) |
ZC32S | 0W-20 | 0W-25 AK108(4L) | ゼロ0W-20 AK154(4L) | 0W-20SP AK148(4L) |
ZC31S | 0W-20 | 0W-25 AK108(4L) | ゼロ0W-20 AK154(4L) | 0W-20SP AK148(4L) |
スイフトスポーツには、ターボエンジン搭載車もあります。ターボエンジン搭載車は、ほかのスイフトスポーツとは異なるエンジンオイルを使用する必要があるため注意しましょう。
スイフトスポーツに適切な規格
スイフトスポーツには、API規格のSL以上のグレードを使用します。
API規格とは、アメリカ石油協会などによって定められているエンジンオイルの規格です。性能によって「S」から始まるグレードでわけられています。
エンジンオイルのグレードは以下の通りです。
- SA
- SB
- SC
- SD
- SE
- SF
- SG
- SH
- SJ
- SL
- SM
- SN
- SP
下のグレードほど新しく制定されたグレードで性能が高いため、スイフトスポーツにはSLからSPのエンジンオイルを選びましょう。
スイフトスポーツに適切な粘度
スイフトスポーツに適切な粘度は、ターボエンジン搭載車と非搭載車で推奨されているものが違います。ターボエンジン搭載車なら5W-30が、非搭載車には0W-20が推奨されています。
数字が小さいほど低粘度で、サラサラのエンジンオイルです。つまり、0W-20の方が5W-30よりサラサラしています。
低粘度のエンジンオイルは燃費の向上や始動性の高まりが期待でき、高粘度のエンジンオイルはエンジンの保護性能が高いのが特徴です。
そのため、長く走っているスイフトスポーツや中古車などでは、推奨エンジンオイルより少し粘度の高いエンジンオイルを入れてもよいでしょう。
スイフトスポーツに適切な量
スイフトスポーツはオイル交換時に必要なエンジンオイルの量も、ターボエンジン搭載車かどうかで異なります。ターボエンジン搭載車では3.1L、ターボエンジン非搭載車では3.7Lと、ターボ車の方が必要なエンジンオイルの量が少ない傾向です。
スイフトスポーツのオイル交換頻度
オイル交換をすべきタイミングも、ターボエンジン搭載車かどうかで異なります。
標準的な乗り方であれば、通常のスイフトスポーツでは15,000kmごとの交換が推奨されています。ターボエンジン搭載車であれば10,000kmと、ターボエンジン非搭載車よりこまめにオイル交換する必要があるのです。
また、シビアコンディションでは上記よりさらに短い期間でオイル交換しなければなりません。シビアコンディションとは、頻繁にストップ&ゴーを繰り返したり、坂道や悪路をよく走行したりする環境です。エンジンへの負担が高いため、エンジンオイルの劣化が早まります。
オイルを交換する2つの方法
スイフトスポーツのオイル交換をする方法は、大きく以下の2つにわけられます。
- ディーラーなどへ依頼する
- 自分で交換する
交換方法は、ターボエンジン搭載車でも非搭載車でも同じです。それぞれの方法は特徴が異なるため、どちらが自分に合っているかでオイル交換の方法を選んでください。
ディーラーなどへ依頼する
ディーラーをはじめとし、カー用品店やガソリンスタンド、自動車整備店でオイル交換ができます。依頼すれば手間がかからない点がメリットといえるでしょう。
ディーラーであれば、スイフトスポーツを含むスズキ車についての知識が豊富なスタッフが交換してくれるため、最も安心です。
カー用品店やガソリンスタンド、自動車整備店では、自分でエンジンオイルを選べるケースもあります。そのため、エンジンオイルにこだわりたい方はおすすめです。ただし、6,000〜8,000円程度の費用が発生する点がデメリットです。
自分で交換する
スイフトスポーツはDIYでも交換できます。
自分でDIYをすればほとんどエンジンオイルの購入費用だけしかかからないため、リーズナブルにオイル交換できるメリットがあります。
交換手順は以下の通りです。
- ジャッキアップして車を固定する
- 古いエンジンオイルを捨てる廃油パックを用意する
- ドレンボルトを緩めて古いエンジンオイルを捨てる
- オイルフィルターを交換する場合は取り替える
- 新しいドレンパッキンをつけてドレンボルトを締める
- 新しいエンジンオイルを入れる
- 車体を下ろす
手順は難しくありませんが、初めてオイル交換する際には道具をそろえなければならないデメリットがあります。また、スイフトスポーツはジャッキアップして車体の下へもぐらないとオイル交換できないため、車体をしっかりと固定しなければ危険です。
まとめ:スイフトスポーツのエンジンオイルを選ぼう
スイフトスポーツのエンジンオイルは、ターボエンジン搭載車と非搭載車で推奨されている粘度や必要な量が異なります。そのため、ターボエンジンを搭載しているかどうかきちんと確認してからエンジンオイルを選びましょう。
スイフトスポーツのエンジンオイルをきれいに保ち、快適なカーライフを過ごしてください。