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2輪ロードレースの種類と概要について解説!人気の4大レースを紹介

2輪ロードレースは、バイクに乗ってスピードや運転技術を競うスポーツですが、クラス分けやルールがさまざまです。そのため、2輪ロードレースを楽しみたくても、何から観戦してよいのかわからない場合もあるでしょう。

そこで、この記事では2輪ロードレースの種類について紹介します。併せて、各レースの大まかな概要にも触れていきます。2輪ロードレースに興味のある方は、この記事をご覧ください。

2輪ロードレースの概要について

2輪ロードレースは、サーキットのようなアスファルトで舗装された周回路をバイクで走り、速さを競う競技です。4輪レースと違い、バイクを操るライダーの動きがつぶさに見えるため、まさに人馬一体を感じられるのが魅力でしょう。

ライダーの高度な操縦技術やバイクの性能以外にも、ピットインやタイヤ交換のタイミングなどのチーム戦術も見どころです。

2輪ロードレースのカテゴリーについて

2輪ロードレースは、短距離走ともいえる「スプリントレース」と、長距離走である「耐久レース」に大別されます。また、サーキットだけではなく公道で開催されるレースもあり、一言でロードレースといっても多種多様です。

以下より、サーキットで開催されるスプリントレースと耐久レースの違いについて、概要や特徴を紹介します。

短距離走|スプリントレース

スプリントレースは、定められた周回数をより速く走行して順位を決める、とてもシンプルなルールのレースです。一般的にバイクのレースで思い浮かぶのは、このスプリントレースでしょう。

単純に速さだけの勝負であるため勝敗が分かりやすく、一つでも上のポジションを狙うライダー同士の熱いバトルが見どころです。

長距離走|耐久レース

耐久レースは、複数名のライダーがチームを編成し、規定時間内に走行した周回数で勝敗を決めるレースです。おおむね2時間以上の長時間を走り、世界耐久選手権では8時間や24時間の長丁場になるレースもあります。

耐久レースは、長い時間レースを楽しめるうえ、前夜祭やピットウォークなどのイベントが催され、来場者を飽きさせません。

代表的な2輪ロードレース4選

2輪ロードレースは、スプリントレースと耐久レース、それぞれに異なる魅力があり多くのファンを魅了しています。世界各国で数々の2輪ロードレースが開催され、それぞれのレースに独自の特色があり、観ていて飽きないでしょう。

以下より、国内だけではなく、世界中で人気の高い2輪ロードレースを厳選して紹介します。

世界最高峰の2輪ロードレース|MotoGP

MotoGPは、レース専用に開発されたマシンを使用し、最高時速が360㎞/hを超える世界で最も速いロードレースです。世界各地のサーキットを転戦し、シーズンを通してライダー、バイクメーカーのチャンピオンを決定します。クラスは、MotoGPクラス、Moto2クラス、Moto3クラスに分かれ、排気量や使用できるエンジンなどがそれぞれに異なります。

日本ラウンドでは、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されるため、世界中のトップライダーの走りを間近で見られる機会となるでしょう。

市販車ベースの最上位レース|スーパーバイク世界選手権(SBK)

スーパーバイク世界選手権は、市販車をベースにレース用に改造したマシンで競われるスプリントレースです。世界の主要バイクメーカーが旗艦モデルを投入し、技術開発の場として、またブランドイメージ向上としての側面もあります。

スーパーバイク世界選手権に出場した国産バイクでは、カワサキ「ニンジャZX-10RR」やヤマハ「YZF-R1」などが挙げられます。これまでに多くの日本人ライダーも参戦し、好成績を残しているため、応援にもつい熱が入るでしょう。

耐久レースの頂点|世界耐久ロードレース選手権(EWC)

世界耐久ロードレース選手権は、1シーズンで24時間レースや8時間レースなどが複数回開催される耐久レースです。長丁場のレースとなるため速さもさることながら、ライダー交代やタイヤ交換のタイミングなど、各チームの戦略も見どころです。

世界耐久ロードレース選手権の歴史は古く、フランスで1922年から100年以上続く「ボルドール24時間耐久ロードレース」は、伝統のレースイベントとなっています。日本では1980年から鈴鹿サーキットで開催される「鈴鹿8時間耐久ロードレース」が、シリーズに組み込まれています。

国内最高峰2輪ロードレース|全日本ロードレース選手権

全日本ロードレース選手権は、全国のサーキットを転戦して日本チャンピオンを争う国内最大の2輪ロードレースです。最高峰クラスのJSB1000、改造範囲が制限されたST1000、600㏄エンジンを搭載した車両が中心のST600、中高生をはじめとする若手ライダーが多いJ-GP3の4クラスに大別されます。

全日本ロードレース選手権で結果を残したライダーが、MotoGPや世界耐久選手権など世界の舞台で活躍する例も少なくありません。また、全日本ロードレース選手権への出場を目指し、全国各地で地方選手権が開催されています。 

まとめ|2輪ロードレースを楽しんでみよう!

2輪ロードレースは、コーナーでバイクを倒し込んだり、直線では体を縮めたりするため、ライダーとバイクの一体感が醍醐味です。そのため、スピード感や音、匂いを直接感じられるサーキットでの観戦がおすすめです。

ただ、サーキットに足を運べない場合は、動画配信サービスを利用して、雰囲気を味わってみるのもよいでしょう。

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