潤滑油

エンジンオイルは自分で交換できる!?初心者におすすめの手順を解説

「エンジンオイルは自分で交換できるのだろうか?」と思ったことはありませんか?結論から言えば、自分で交換はできますが、必要な道具を揃えたり、手順をあらかじめ調べたりしなくてはいけません。

そこでこの記事では、自分でエンジンオイルを交換するために必要な道具や手順を紹介します。愛車のオイルを自分で交換したい方は必見です。ぜひ最後までご覧ください。

エンジンオイルは自分で交換できる?

先述したように、車のオイル交換はディーラーやガソリンスタンドに頼まずに、自分でできます。

ただし、道具を揃える必要があるため、自分で交換作業をするからといって費用が大幅に抑えられるわけではありません。そのうえ、慣れていなければ時間がかかる場合もあるでしょう。

とはいえ、自分で作業をすれば、愛車にぴったりな好みのオイルに交換できるでしょう。ディーラーやガソリンスタンドに依頼すれば、自分で選べない場合があるため、こだわりがあるなら自分で交換してみると良いでしょう。

エンジンオイルが規定量より少ないとどうなる?起こりうるトラブル

ギアオイルは車に使用される潤滑油の一つです。車の心臓部であるギアをスムーズに動かすために活用されています。MT車のギアチェンジにはかかせないもので、専用のオイルがギアにまとわりつき、スムーズな稼働を促進し摩耗や異音などを防いでいます。

また、ギアオイルをミッションオイルと呼ぶ方もいらっしゃいますが同じ意味の言葉です。混乱しないよう覚えておくと良いでしょう。

エンジンオイルの交換に必要な道具

交換に必要な道具には、どのようなものがあるのでしょうか。交換する方法は上抜きと下抜きの2つの方法があります。

そして、上抜きと下抜きでは必要な道具が異なります。上抜きのほうが少ない道具で交換できるので初心者にはおすすめです。

それぞれの方法の詳しい交換方法を次項で解説します。

上抜きに必要な道具

上抜きで交換をする際に必要な道具は以下のように4つあります。

  • 廃油処理パック
  • オイルジョッキ
  • 作業用耐熱手袋
  • オイルチェンジャー

廃油処理パックとは、もともと車に入っていた古いオイルを捨てるためのパックです。オイルジョッキは新しいオイルを注ぐために使います。

オイルや、まわりのエンジンなどは高温な場合があるため、作業用の耐熱手袋も用意するとよいでしょう。オイルチェンジャーは古いオイルを上側のキャップから抜くために必要な道具です。

これら4つを揃えれば、上抜きでオイル交換ができます。

下抜きに必要な道具

下抜きに必要な道具は廃油処理パック・オイルジョッキ・作業用耐熱手袋に加えて以下の5つが必要です。

  • ジャッキ
  • ジャッキスタンド
  • めがねレンチもしくはスパナ
  • トルクレンチ
  • 新品のワッシャー

下抜きの際には車体の下に潜り込む必要があるため、スペースを確保しなくてはなりません。車体を持ち上げて作業スペースを作るためにジャッキとジャッキスタンドが必要です。

めがねレンチやスパナは、ドレンボルトを緩めるために使います。ドレンボルトを外せば、タンク内の古いオイルが流れ出てきます。

トルクレンチは、ドレンボルトを締める道具です。ドレンボルトが緩かったり締めすぎたりしないように、規定値で締められるため用意しておきましょう。

新品のワッシャーは、オイル漏れをふせぐために必要です。

下抜きで交換する場合は道具が多くなりますが、すべて揃えてから作業しましょう。

エンジンオイルを交換する手順

上抜きと下抜きで必要な道具が異なるように、交換する手順も異なります。上抜きの方が道具が少ないうえに、手順も簡単なため、初心者におすすめです。

交換の手順を注意点と合わせて確認しておきましょう。

上抜きでオイル交換する手順

上抜きの場合は、オイルチェンジャーを使用して注ぎ口からオイルを抜きます。その後、新しいオイルを注ぎます。

まず、フィラーキャップとレベルゲージを外し、オイルチェンジャーを奥まで差し込んでタンク内の古いオイルを抜きましょう。

次に、オイルジョッキで新しいオイルを注入します。最後にレベルゲージを戻してフィラーキャップを締めれば交換完了です。

交換する前に、5分ほどアイドリングをしてオイルを温めておけば交換しやすくなります。ただし、温め過ぎると高温になり、火傷をする危険があるため注意しましょう。

下抜きでオイル交換する手順

下抜きの場合は、車体の下にあるドレンボルトからオイルを抜きます。その後、新しいオイルを注入します。

まず、フィラーキャップを開けてから、ジャッキで車体を持ち上げ、ジャッキスタンドで固定しましょう。車体の下に入って作業するため、ジャッキアップしなければならないのです。

次に、ドレンボルトの下へ廃油処理パックを設置してから、めがねレンチやスパナでドレンボルトを外します。

ドレンボルトを外すと、オイルが流れ出てくるため、先に廃油処理パックを置いておかなければ、辺り一面オイルまみれになるので気をつけてください。

すべて抜けたら、新品のワッシャーに交換し、ドレンボルトを締めてからジャッキで車体を降ろします。最後に新しいエンジンオイルを注いでフィラーキャップを締めれば完了です。

オイル交換する際の注意点

交換するときは、オイルの温度や古いオイルの処分方法に注意しましょう。

先述したように、交換する際にオイルの温度が低ければ固くなり、交換しにくくなるためあらかじめ5分ほどアイドリングしておきましょう。

オイルの処分方法は自治体によって異なるため、事前に確認してみてください。

また、交換が終わったらオイルの量を確認しましょう。オイル交換後にアイドリングをして循環させてから、レベルゲージで確認できます。

下抜きの場合は、ジャッキアップでしっかり固定しなければ、作業中に車体が落ちて下敷きになる可能性があるため、特に気をつけましょう。

自分でエンジンオイルを交換してみよう

自分でオイルを交換する手順をお伝えしました。

上抜きと下抜きで必要な道具や作業手順が異なります。初めて交換作業をするのであれば、少ない道具で簡単にできる上抜きがおすすめです。

また、交換する際は、オイルの扱いや火傷などに注意しましょう。

手順と注意点をしっかり押さえて、愛車のオイルを自分で交換してみてください。

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