潤滑油

カブに最適なエンジンオイルは?自分でオイル交換する方法も紹介

「カブのオイル交換をしたいけど、どのようなエンジンオイルを入れればいいかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、メーカーが推奨しているエンジンオイルを紹介します。合わせてカブのオイル交換を自分でするときの方法を紹介します。カブに適切なエンジンオイルを選んでオイル交換ができるようになりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

カブのエンジンオイルは何がいい?

カブのエンジンオイルは何がいいか迷っている方もいるのではないでしょうか。メーカーより推奨されているエンジンオイルを表で紹介します。

車種型番グレード粘度量(オイルフィルター交換時)
スーパーカブ50BA-AA01 JBH-AA01ウルトラG110W-300.6L (0.8L)
スーパーカブ50JBH-AA04 2BH-AA09ウルトラG110W-300.8L (1.0L)
スーパーカブ90BC-HA02ウルトラG110W-300.6L (0.8L)
スーパーカブ110EBJ-JA07 EBJ-JA10 2BJ-JA44ウルトラG110W-300.8L (1.0L)
スーパーカブ1252BJ-JA48ウルトラG110W-300.8L (1.0L)

表からもわかるように、カブの推奨エンジンオイルのグレードはウルトラG1で、粘度は10W-30です。必要な量が異なりますが、1度の交換であれば1L用意すれば十分でしょう。

1つ上のグレードを選ぶケースも

メーカーが推奨しているエンジンオイルより1つ上のグレードである「ウルトラG2」を入れるケースもあります。

グレードが上がるほどエンジンオイルの性能も上がるため、エンジンの調子が良くなる場合もあります。ただしグレードの高さに比例して値段も上がる点も覚えておきましょう。

自分でカブのオイル交換をする方法

カブのオイル交換は、工具があれば自分でも行えます。そこでカブのエンジンオイルはどのように交換するのか流れを説明します。適切なエンジンオイルを選んで、自分で交換してみましょう。

廃油処理パックを準備する

まずは入っていたエンジンオイルを捨てるための廃油処理パックを準備しましょう。準備をせずにオイル交換をすると廃油が流れ出る可能性があり、環境にもよくありません。

廃油処理パックを準備する際にはエンジンをかけてオイルを温めておくとよいでしょう。冷たいままだとオイルの粘度が高くなり、古いオイルがエンジンに残ってしまう可能性があります。

ドレンボルトを緩める

廃油処理パックを準備したらドレンボルトを緩めて古いエンジンオイルを抜きます。古いエンジンオイルが出てきたら、すべて出てくるまでそのまま待ちましょう。

ドレンボルト以外にフタがあるわけではなく、ドレンボルトを緩めるとすぐにオイルが出てきます。そのため、こぼさないように必ず廃油処理パックを準備するように注意しましょう。

ドレンパッキンを交換する

ドレンパッキンは、オイル交換ごとに新しいものとの交換が推奨されています。使い回すケースもありますが、比較的安価なもののため、自分でオイル交換をするなら購入しておきましょう。

ドレンパッキンはドレンボルトと車体の隙間を埋める役割を果たしており、ドレンパッキンが古くなるとオイルが漏れる可能性があります。

ドレンボルトを締める

新しいドレンパッキンに交換したら、ドレンボルトを締めます。ドレンボルトは緩すぎるとオイルが漏れてしまうかもしれません。逆に締めすぎると次回のオイル交換で外れなくなってしまう可能性があります。

そのため、ドレンボルトを締める際はトルクレンチで締めましょう。カチカチッと音がなるまで締めるとちょうどいい力加減で締められます。

新しいオイルを入れる

適切な力加減でドレンボルトを絞めたら、いよいよ新しいオイルを入れます。ドレンボルトを締め忘れていると新しいオイルがそのまま出てくるため、気をつけてください。

また、エンジンオイルを入れる前には、計量カップで必要な量を測っておきましょう。必要量は先ほど紹介した表に記載しているため、事前に確認しましょう。

カブのオイル交換をするときに気をつけるべき点

カブのオイル交換を自分でするなら気をつけるべき点が2つあります。

  • オイル交換する頻度
  • 交換後はオイルレベルゲージを確認する

オイル交換で失敗しないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

オイル交換する頻度

オイル交換する頻度は1年もしくは走行距離3000㎞が目安です。エンジンをよく回す方や1回の走行に8㎞以下しか走らない方はエンジンオイルの劣化が早いため、走行距離1000~1500㎞を目安にこまめに交換するとよいでしょう。

愛車の調子を保つためには、適度なオイル交換が大切です。

交換後はオイルレベルゲージを確認する

オイル交換が終わったらオイルレベルゲージできちんと規定量のエンジンオイルが入っているか確認しましょう。オイルレベルゲージは奥まで締めて確認するのではなく締めずに差し、オイルレベルゲージを抜いて量をチェックします。

オイルの量が多すぎても少なすぎても故障の原因となるため、注意が必要です。

まとめ:カブに適切なエンジンオイルを選んでオイル交換しよう

カブのオイル交換は自分でもできます。自分でオイル交換すれば、エンジンオイルのグレードをワンランク上げるなど、自由にカスタマイズ可能です。

気をつけるべき点もありますが、あらかじめ知っておけば対処できます。カブに適切なエンジンオイルを選んで、オイル交換に挑戦してみましょう。

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