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ディーゼル車とは?ディーゼルエンジンの特徴やメリット・デメリットを解説!

ディーゼル車とは?と聞かれて詳しく答えられるでしょうか。また、ガソリン車との違いがよく分からない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ディーゼル車とガソリン車の違いを解説しています。あわせて、ディーゼル車の特徴やメンテナンスに関する情報を紹介しています。

ディーゼル車に興味のある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

ディーゼル車とは

ディーゼル車とは、軽油を燃料とするディーゼルエンジンを搭載した車のことです。

軽油は着火性や熱効率に優れ、トルクが大きくパワフルなのが特徴。重い荷物や大人数を乗せるトラックやバス、悪路を走行するSUVなどに多く採用されています。

ディーゼル車とガソリン車の違い

ディーゼル車とガソリン車の違いを下記の5つにまとめました。

1、燃料と着火方式
ディーゼル車は、軽油を自然着火。ガソリン車は、ガソリンを含む混合気にスパークプラグで点火

2、燃費性能
ディーゼル車は燃焼効率が良く、軽油価格がガソリンより安いため燃費性能に優れる

3、走行性能
ディーゼル車は、低回転域からパワフルでトルクフル。ただ、高回転域には弱くガソリン車には及ばない

4、車両価格
同一車種であれば、ガソリン車よりディーゼル車が割高。

5、メンテナンス費用
オイル交換やアドブルー補充など、ディーゼル車はガソリン車に比べメンテナンス費用がかかる

次章からは、ディーゼル車とガソリン車の違いによるメリット・デメリットについて解説します。

ディーゼル車のメリット

環境性能に劣るとされてきたディーゼル車ですが、近年の技術向上もあり価値が見直されてきました。静かになったエンジン音、クリーンになった排気ガスなど、数えたらきりがありません。

技術向上したディーゼル車の大きなメリットは下記の3つです。

  • 燃費が良い
  • ランニングコストを抑えられる
  • トルクが太い

ひとつずつ解説します。

燃費が良い

軽油は、着火性が良く燃焼スピードが速いため、少量の燃料でも高い出力を得られるのが特徴です。ガソリンのようにスパークプラグによる点火をせず、軽油の自然着火を利用しているため、混合気のいたるところで燃焼が起こります。

そのため、ガソリン車に比べ燃えムラが少なく、燃焼効率が良く燃費性能に優れています。

ランニングコストを抑えられる

軽油価格はガソリンと比べると、1Lあたり20〜30円前後リーズナブルです。ガソリンには、揮発油税や地方揮発油税、消費税などの税金が加算されています。

 一方で軽油は、軽油引取税や消費税が加算されますが、ガソリンより課税額が多くありません。あわせて、ディーゼル車の燃費の良さがランニングコストを抑えてくれます。

トルクが大きい

ディーゼルエンジンは、軽油の燃焼特性によりガソリン車よりも駆動力(トルク)があります。ガソリンエンジンは、混合気をスパークプラグで点火するため、燃え広がるのにタイムラグが発生。

一方ディーゼルエンジンは、高圧縮・高温の燃焼室で軽油を自然着火させるため、ピストンを押し下げる力が強く、駆動力(トルク)が大きくなります。

ディーゼル車のデメリット

ディーゼル車は燃費がよく、動力性能も高いなど、多くのメリットがありますがデメリットはないのでしょうか。

この章では、ガソリン車と比較した場合のディーゼル車のデメリットを確認していきます。ディーゼル車のデメリットは下記の2つです。

  • 車両本体価格が高い
  • メンテナンスコストがかかる

 ひとつずつ解説します。

車両本体価格が高い

高圧縮で軽油を自然着火させなければならないディーゼルエンジンは、頑丈で耐久性が高くなければなりません。そのうえ、近年のクリーンディーゼル車には排ガス対策の装置も取り付けなければならず、部品点数が増えてしまいます。

そのため、エンジンの製造コストが高く、ガソリン車と比べても車両価格が高い傾向となっています。

メンテナンスコストがかかる

ディーゼルエンジンは、軽油を燃焼することで煤が多く発生し、エンジンオイルが汚れやすいためオイル交換の頻度が多くなります。さらに、排ガスを浄化するために使われるアドブルー(尿素水)は走行するたび消費されるため、定期的に補充しなければなりません。

 燃料費は抑えられる反面、メンテナンスコストがかかることを理解しておくと良いでしょう。

ディーゼル車用エンジンオイルの特徴

軽油はガソリンより硫黄や炭素、窒素などの成分が多く含まれ、スラッジや煤が発生しやすい特徴があります。さらに、エンジン燃焼室の高圧縮にも耐えなければならないため、洗浄性能や密封性能、粘度の高いエンジンオイルが推奨されます。

したがって、ディーゼル車にはディーゼル車用のエンジンオイルを使用しなければなりません。

ディーゼル車のオイル交換時期

ディーゼル車のエンジンオイル交換時期として推奨されているのは、5,000〜10,000kmもしくは6ヶ月〜1年ごと。

ディーゼル車はオイル交換後まもなくであっても、エンジン内部の煤などで、あっという間に汚れてしまいます。そのため、オイル交換の時期を汚れだけで判断せず、走行距離やオイル交換後の経過期間で判断しましょう。

まとめ|ディーゼル車は軽油が燃料のエンジンを搭載した車

ディーゼル車は省燃費性や燃料費の削減、力強い走行性能などの面でガソリン車より優れています。しかし、頻繁なオイル交換やアドブルーの補充など、メンテナンスコストがかかることも考慮して、ガソリン車と比較してみると良いでしょう。

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