デリカD:5クリーンディーゼル車のオイル交換をしたいけれど、推奨エンジンオイルがわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、デリカD:5に適切なエンジンオイルの選び方を解説します。併せて、ディーゼル車ならではのエンジンオイルを選ぶ際に気をつけるべき点を紹介します。
デリカD:5に適切なエンジンオイルを選べるようになりたい方は必見です。
目次
デリカD:5クリーンディーゼル車の推奨エンジンオイル
まず、デリカD:5の推奨エンジンオイルについて表で紹介します。
型式 | 純正粘度 | HSK推奨エンジンオイル | API規格品粘度 | |
標準粘度 | ハイグレード | |||
CV2W | 0W-20 | 0W-25 AK107(1L) | ゼロ0W-20 AK154(4L) | 0W-20SP AK148(4L) |
CV4W | 0W-20 | 0W-25 AK107(1L) | ゼロ0W-20 AK154(4L) | 0W-20SP AK148(4L) |
CV1W | 0W-30 | – | – | 5w-30ユーロSN AK152(4L) |
CV5W | 0W-20 | 0W-25 AK107(1L) | ゼロ0W-20 AK154(4L) | 0W-20SP AK148(4L) |
デリカD:5は、型式によって推奨エンジンオイルが異なるため、選ぶ際は注意しましょう。そこで、規格や粘度、量について詳しく解説します。
デリカD:5に推奨されている規格
デリカD:5には、ガソリンエンジンのものとディーゼルエンジンのものがあります。そのため、どちらのエンジンかによってエンジンオイルの規格が変わります。
クリーンディーゼル車の場合、API規格のCから始まるグレードのエンジンオイルを使いましょう。
また、ディーゼルエンジン用のオイルにはAPI規格のみならずJASO規格もあり、「DL-1」と「DL-2」があります。「DL-2」は大型乗用車用のエンジンオイルであるため、クリーンディーゼル車のデリカD:5には「DL-1」を使用してください。
デリカD:5に推奨されている粘度
メーカー純正エンジンオイルの粘度は0W-20ですが、0W-25や0W-30のエンジンオイルも使えます。
粘度の硬さは、数字が大きい方が硬くドロドロとしたエンジンオイルです。つまり、20よりも25や30の方が硬いエンジンオイルなのです。
硬いエンジンオイルは、エンジンの保護性能が高いメリットがあります。長い間乗り続けているとエンジンはどうしても摩耗してしまい、サラサラのエンジンオイルでは保護しきれなくなります。そのため、粘度の高いエンジンオイルは、長距離を走行したデリカD:5におすすめです。
デリカD:5に推奨されている量
デリカD:5のオイル交換に必要なエンジンオイルの量は、以下の表の通りです。
型式 | 必要な量 | オイルフィルター交換時に必要な量 |
CV2W | 4.0L | 4.3L |
CV4W | 4.0L | 4.3L |
CV1W | 5.6L | 5.9L |
CV5W | 4.3L | 4.6L |
オイル交換の際は2回に1回オイルフィルターを交換する必要があり、オイルフィルター交換時には通常より多くのエンジンオイルが必要となるため注意しましょう。
デリカD:5クリーンディーゼル車のオイル交換頻度
デリカD:5のオイル交換頻度は、シビアコンディションかどうかによって推奨時期が変わるため、以下の表を参考にしてください。
交換推奨時期 | |
通常時 | 走行距離7,500kmもしくは6ヶ月ごと |
シビアコンディション | 走行距離5,000kmもしくは3ヶ月ごと |
エンジンオイルは交換していなくても劣化するため、走行距離か期間のいずれか早い方のタイミングで交換しましょう。
また、ディーゼル車は少しずつエンジンオイルに軽油が混ざるのが特徴です。そのため、オイルレベルゲージでエンジンオイルの量を確認する必要があります。オイルレベルのバツ印を超える前に交換しなければならないため、交換時期でなくてもバツ印を超えていれば交換してください。
オイルを交換する2つの方法
デリカD:5クリーンディーゼル車のオイルを交換する方法は2つあります。
- ディーラーなどへ依頼する
- 自分で交換する
それぞれ特徴が異なり、メリットやデメリットがあるため解説します。
ディーラーなどへ依頼する
オイル交換はディーラーをはじめとし、カー用品店やガソリンスタンド、自動車整備店へ依頼できます。手間がかからない点が一番のメリットといえるでしょう。
ディーラーであれば、デリカについての知識が豊富なスタッフが交換してくれるため、最も安心です。
カー用品店やガソリンスタンド、自動車整備店では、自分でエンジンオイルを選べるケースもあるため、エンジンオイルにこだわれます。ただし、6,000〜8,000円程度の費用が発生する点がデメリットです。
自分で交換する
デリカD:5は自分でも交換できます。
自分で交換すれば、エンジンオイルの購入費用だけしかかからないため、リーズナブルにオイル交換できるメリットがあります。また、デリカD:5は車体が高いため、ジャッキアップしなくてもオイル交換可能であり、比較的簡単に作業できるのも魅力です。
交換手順は以下の通りです。
- 古いエンジンオイルを捨てる廃油パックを用意する
- ドレンボルトを緩めて古いエンジンオイルを捨てる
- オイルフィルターを交換する場合は取り替える
- 新しいドレンパッキンをつけてドレンボルトを締める
- 新しいエンジンオイルを入れる
手順は難しくありませんが、初めてオイル交換する際には道具をそろえなければならないデメリットがあります。
まとめ:デリカD:5クリーンディーゼル車には推奨エンジンオイルを
デリカD:5クリーンディーゼル車のオイルを交換する際には、メーカーが推奨しているエンジンオイルを選べば間違いありません。長距離の走行によりエンジンの保護性能が気になる場合には、少し硬めのエンジンオイルにしましょう。
デリカD:5クリーンディーゼル車に最適なエンジンオイルへ交換し、愛車とのカーライフを楽しんでください。