潤滑油

N-BOXのエンジンオイルは自分で交換可能!かかる費用や手順についても紹介

ホンダのN-BOXに乗っており「エンジンオイルが少なくなってきたからそろそろ交換しよう」と考えている方もいるでしょう。エンジンオイルはディーラーなどで交換できますが、自分でも交換可能です。

しかし、手順や注意点を事前に理解しなければ失敗する可能性があります。自分で作業すれば責任は自分にかかるため、注意が必要です。この記事ではN-BOXのエンジンオイルの交換方法や注意点について紹介しているためぜひ参考にしてください。

N-BOXの推奨エンジンオイル

N-BOXは、ホンダの人気車種のひとつです。主に以下の種類のN-BOXが登場しており、エンジンオイルは表のように推奨されています。

車種純正エンジンオイル市販エンジンオイル
N-BOX N-BOX CUSTOMターボ装備車・Honda ULTRA LEO ・Honda ULTRA LTD・API SN級以上 ・オイル缶にAPI CERTIFICATION)マークの入ったもの
ターボ非装備車・Honda ULTRA NEXT ・Honda ULTRA Green ・Honda ULTRA LEO
N-BOX+ N-BOX+Customターボ装備車・Honda ULTRA LEO ・Honda ULTRA LTD
ターボ非装備車・Honda ULTRA NEXT ・Honda ULTRA Green ・Honda ULTRA LEO
N-BOX Slashターボ装備車・Honda ULTRA LEO ・Honda ULTRA LTD
ターボ非装備車・Honda ULTRA NEXT ・Honda ULTRA Green ・Honda ULTRA LEO

それぞれのエンジンオイルの規定量は以下のとおりです。

車種オイル交換オイル・オイルフィルター交換
N-BOX N-BOX CUSTOM2.4L2.8L
N-BOX+ N-BOX+Custom2.4L2.6L
N-BOX Slash2.4L2.6L

参考:Honda|取扱説明書ダウンロード

エンジンオイルの交換タイミング

N-BOXのエンジンオイルは、5,000kmもしくは6ヵ月のいずれか早い時期に交換することをおすすめします。

ただし、ターボエンジン装備車の場合は、2,500kmもしくは3ヵ月ごとの交換が必要になるため注意が必要です。ターボエンジンを搭載した車のエンジン内部は高温になります。

そのため、エンジンオイルによる冷却が欠かせません。推奨されている期間に交換しなければ、劣化したエンジンオイルにより異音や故障につながる場合があります。

また、シビアコンディションでの走行が多い場合は、より早い時期に交換が必要になる点も意識するとよいでしょう。

シビアコンディション

・未舗装道路での走行が多い
・山道・登降板路での走行が多い
・短距離走行を繰り返している
・氷点下の外気温が続く場所での走行
・低速やアイドリングでの走行が多い
・牽引車としての使用
※上記のいずれかの走行が走行距離の約30%を占める場合はシビアコンディションに該当します。

お得にエンジンオイルを交換する方法

エンジンオイル交換が必要な方の中には、少しでも安く済ませたいと考えている方もいるでしょう。

お得にエンジンオイル交換をしたい方は、自分で作業するのがおすすめです。自分で作業する場合は一般的に以下の費用がかかります。

  • エンジンオイル費用:約3,600円
  • ドレンプラグワッシャー:100円~
  • 廃油パック:200円~

上記に加えてレンチなどの工具も必要となるため、あらかじめ用意しましょう。自分で作業する以外の交換方法として一般的なのが以下のとおりです。

  • ディーラーへ依頼
  • カー用品店へ依頼
  • ガソリンスタンドへ依頼

いずれの場合もエンジンオイル費用に加えて工賃がかかる傾向があり、自分で作業する場合と比べて費用がかかるケースが多いでしょう。

エンジンオイルの交換方法

自分でエンジンオイルを交換したことがない方は、どのように作業すればよいのか不安に思うかもしれません。交換する手順は以下のとおりです。

  1. 車体をリフトアップする
  2. 廃油パックをドレンボルトの下に置く
  3. ドレンボルトを外す
  4. オイルフィルターを外す
  5. エンジンオイルを抜き切る
  6. オイルフィルターを取り付ける
  7. ドレンボルトを取り付ける
  8. 新しいエンジンオイルを注ぐ
  9. オイルレベルゲージで規定量入っているか確認する
  10. 漏れがないか確認する
  11. 廃油を処理する

初めは難しく感じるかもしれませんが、何度も行えば慣れてきて30分ほどで作業できるようになるでしょう。

ただし、自分で作業する場合は注意点もあります。注意点は次章で紹介するため、作業する前に確認してください。

自分でエンジンオイルを交換する際の注意点

自分で作業すれば費用を抑えられますが、自己責任となる点を覚えておきましょう。オイル漏れが生じる可能性もあります。慣れないうちは作業中にオイルが辺りに広がってしまう可能性もゼロではありません。

そもそもエンジンオイルの種類が異なる場合もあるでしょう。そのため、自分で交換する際は、エンジンオイルの種類や作業手順をしっかり確認するのをおすすめします。

オイルメンテナンス情報をリセットする方法

N-BOXのエンジンオイルを自分で交換した際は、オイルメンテナンス情報もリセットしましょう。グレードによって異なりますが、N-BOXにはエンジンオイルの交換時期が近づくと、ドライバーにお知らせする機能が備わっています。

交換時にリセットしなくては適切な時期にお知らせされません。そのため、自分で作業した際はオイルメンテナンス情報をリセットするのをおすすめします。

オイルメンテナンス情報のリセット方法は以下のとおりです。

車種リセット方法
N-BOX N-BOX CUSTOMパワーモードをONにする ホームスイッチを押す レンチアイコンが表示されるまでレフトセレクターホイールを回す レフトセレクターホイールを押す レフトセレクターホイールを約10秒押し続ける レフトセレクターホイールを回して「リセット」を選択する レフトセレクターホイールを押す
N-BOX+ N-BOX+CustomSEL/RESETスイッチを押したままパワーモードをONにする エンジンオイルメンテナンス表示灯が点滅するまでSEL/RESETスイッチを押し続ける SEL/RESETスイッチから手をはなす エンジンオイルメンテナンス表示灯が消灯するまで再度SEL/RESETスイッチを押し続ける SEL/RESETから手をはなす
N-BOX Slash

まとめ|N-BOXのエンジンオイルは自分で交換できる

N-BOXのエンジンオイル交換が近づいてきたなら、早めに作業するのがおすすめです。交換を忘れてしまい、エンジンオイルが劣化した状態で走行し続ければ車が故障する可能性があります。

N-BOXは自分でも作業できるため、費用を抑えたい方は、挑戦してみるのもよいでしょう。ただし、すべて自己責任となるため、エンジンオイルの種類や作業手順は念入りに確認するのがおすすめです。

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